目のスクリーニング検査を行っています
[2018年01月23日]
小児における弱視の有病率は2~5%。どうでしょう。意外に高いと思いませんか?
米国では子供が2歳になるまでに通常の小児科健診で視力スクリーニングを行わなければならないとされており、日本では3歳児健診で絵カード方式などによるスクリーニングが実施されています。
ただ、残念なことにそれでは充分に弱視の方が発見できていないのです。よって小学校前の就学前健診で弱視が発見されたりするのです。問題はいわゆる視力検査が小さい子供だと困難だと言うことと、生まれたときからの弱視だと本人が異常と思わないところです。
当クリニックでは乳幼児から大人まで使用できる検査器具を導入致しました。
近視、遠視、斜視、乱視などの異常、正常の判定が出来ます。異常値が出たときには更に詳しい評価をして頂くために小児の弱視治療に対応して頂ける眼科へ紹介致します。
弱視の治療については5歳までに開始した方がいいと言われております。
テレビを見るときに目をしかめる、斜めに見る、物を見るときに首を傾ける、視点が合っていない気がするなど気になる方は特にご相談下さい。
スクリーニング検査については生後6ヶ月から出来ますが、1歳半以降をお勧め致します。
小学生以上の方で弱視を心配される方は視力検査が出来ますので初めから眼科でご相談下さい。
検査希望の方は体調の良いときにご予約の上ご来院下さい。
問診、簡単な診察、目の検査を行います。基本的には総合的に判断しますので2日後に結果説明をさせて頂きます。