乳児早期の湿疹と食物アレルギーの発症について
[2024年01月25日]
生後1~5ヶ月の湿疹については特に食物アレルギー発症との関連があると言われています。
あるデータで、乳児早期に湿疹があると3倍以上食物アレルギー発症リスクが上がるという結果が出ています。
最近は出生後早い段階から保湿をしっかりしてくれるお母様が増えている印象です。でも、保湿だけしておけば大丈夫かというとそうではありません。
なぜ、保湿をするのか?それは、乾燥など外的な刺激からお子さまの肌を守り、湿疹が出なくするためです。つまり、湿疹が続いているのであれば保湿のみではいけないということ。
乳児期の湿疹については出来るだけ早く治療をし、湿疹のコントロールを付けた方が食物アレルギーの発症を低下させることが出来ます。お早めにご相談下さい。
注;①触ってざらざら、がさがさするのは乾燥ではなく、赤くなくても湿疹です。乾燥肌と勘違いしている場合が多いので注意が必要です
注:②予防接種で来院時に湿疹の診察も希望される場合は診察の予約も事前にお取り下さい。