こどもへのスマホ、ゲームについて
[2017年01月10日]
こどもの時期はとても沢山のことを吸収します。時には吸収しすぎて熱を出すこともあります。いわゆる知恵熱ですね。大人では考えられないくらいの事を学びます。
よく言われるクリティカルエイジとは13歳までを指します。この年齢までは脳が著しく成長する時期です。
この時期にどれだけ考える力を伸ばせるかでその後の人生が決まると言っても過言ではありません。13歳以降に取り戻すことは出来るとしても、かなりの努力が必要となります。
皆さんのお子様でゲームをしている子も多いのではないでしょうか。時には3歳の子が一生懸命スマホでゲームをしていたりします。ゲームをしているこどもをじっと観察してください。・・・・・・・どうでしょうか?どんな感じですが? 実は脳の一部しか発火していない(使っていない)事が分かっています。テレビをボーッと見ているときと同様にほぼ脳が活動していません。活動しなければ脳は成長しません。子供の将来のことを本気で考えるのであればゲームを与えるのは止めましょう。
ちなみに毎日3時間以上テレビを見る人と、1日1時間未満しかテレビを見ない人と比べた論文が一昨年発表されました。新聞にも載っていたので知っている方もいらっしゃると思いますが、テレビを3時間以上見ている人は1時間未満の人と比べて認知機能が半分以下に落ちていたという結果でした。
ゲームには習慣性があります。ゲームを取り上げられた子供の反応を見ていると薬物中毒患者と同じ反応をしています。一度始めてしまうと止めるのはとても難しく、どんどんのめり込んで行ってしまいます。そして、ゲームに費やす時間が長くなるにつれてキレやすい、我慢出来ない傾向が強くなります。
①子供にゲームをさせないようにしましょう。もうすでに与えてしまって止められないのであれば小学校高学年で自制が効く場合には場所と時間を決めて許可するようにしましょう。
②親が子供の前でゲームをしないようにしましょう。スマホは特に手放せない方が多いので更に注意が必要です。子供にはゲームをしないように言って、親はスマホに夢中という矛盾した行為は止めましょう!!!